2018/07/30
No. 117 「タイ洞窟少年救出に蓄光タイルが…」
思いつきラボ
2018/06/30
繊維業界は歴史が長く、また、川上から川下までサプライチェーンが長いため、立場が異なるだけで言葉づかいや慣習が異なります。 「思いつきラボ」では、繊維に関するちょっとした疑問や面白話などをご紹介します 。
※2018年6月30日時点の内容です。
2018年 6月 18日に、大阪北部で震度 6弱の地震が発生しました。犠牲者がでるほどの大きな災害になってしまいました。いまだに避難生活をおくっている方たちも いらっしゃいます。震度 6弱ですと、2016年12月28日茨城県北部で発生した地震以来となります。2016年はあの熊本地方の大地震があった年で、4月14日~16日の 3日間で、震度 6弱以上の地震だけでも熊本地方で震度7の 2回を含めて7回も発生しているのです。大阪北部の一回だけの地震でも大騒ぎになっていることを考えれば、2016年の熊本地方の地震は相当なものだったことがあらためて思い知らされます。
今年の 4月頃から震度 4以上の地震が多くなっているのは気にはなっていたのですが、大阪北部の地震の前日の 6月17日に群馬県南部で震度 5弱が、前々日の 16日には千葉県北東部で震度 4を観測していて、3日連続で震度 4以上を記録したことになりました。群馬県や大阪府は発生予測が低い地域だったので正直なところ驚いています。
地震予測の確率は低いとは わかってはいるのですが・・・今回のことでもわかるように、地震に関しては予想率が低くてもどこでも起こる可能性があるということになります。地震のメカニズムは現在の科学知識では解明できないということです。今年の地震 4以上の発生は・・・
となっています。
4月以降地震回数が増えているのがわかります。ここのところ 4~ 5日に1回は震度 4以上の地震が発生している計算になります。
地震のメカニズムは解明できないものの、数百年単位で同地域で同規模の地震が発生していることも事実ですので、政府が 発表している東南海トラフ地震が30年以内に起きる確率は有効と考えておいたほうがいいので、油断のなきよう準備は必要です。南海・東南海・東海・首都圏などで確率が高いのは素直に受け止めて、さらにその他の地域で大地震が起きても不思議ではないという意識は持っておきましょう。内陸型地震が増えているのも気になるところです。最低限の準備は災害が起きた時にどこへ避難するか、ということをイメージしておくことです。
どこでいつ起きても不思議ではないと言いながらも、6月26日に政府の地震調査委員会が30年以内に震度 6弱以上の巨大地震の危険性を示す「全国地震動予測地図 2018年版」を発表しました。
それによれば、千葉県千葉市が 85%、 神奈川県横浜市と茨城県水戸市が 80%超え、高知県、高知市で 75%、静岡県静岡市で70%、昨年12月に地震予測が高まったと訂正のあった北海道根室市で 78% となっています。やはり数字を見てしまうと気にはなります。
ちなみに今回地震のあった大阪北部は3%以下で 2016年の熊本で震度 7 が発生する確率は 1%未満でした。あてにはならないけど気にはなる・・・人間の心理かも・・・。
世界的な災害のニュースも流れてきていますが、とくに 6月 3日に噴火したグアテマラの フエゴ火山とアメリカ・ハワイ島のキラウエア火山の噴火活動は大規模な被害をもたらしています。キラウエアの映像はよく流れてきていることもありますが、凄(すさ)まじい勢いで自然の驚異を感じます。ハワイ島自体が海底火山の噴火でできた島で、いまだに活動しつづけているのは分かっているのですが、住人が定着しているので大きな被害になっています。
現在でも島の形の変化が確認されていますが、噴火活動が収まったときにはどうなっているのか予想がつかないとのことです。キラウエア山の頂上にある火口が 400m 陥没したという報道もありました。 2ヶ月以上勢いが弱まらないことでいつまで続くかの 予測もできないようです。火山噴火と大地震の関係性を唱える学者さんも多くいますので、世界各地で火山活動が活発化していることも気になります。
6月に梅雨明け・大地震・大雨・竜巻・猛暑日の記録など、聞き飽きた“異常気象”のニュースが連日のように流れています。対処法は個人で考えるしかありませんので、無理のないよう気持ちだけでも“涼やか”にお過ごしください。
・・・「ああ~アヅい~」・・・(こら!!)
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