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赤外分光法と多変量解析によるグースダウンとダックダウンの判別について

2022/02/18

 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(本部:東京都台東区蔵前、理事長:駒田展大)は、この度、赤外分光法を用いて羽毛の鳥類を特定する方法を研究し、その結果をまとめた論文が、繊維学会論文誌「Journal of Fiber Science and Technology」に掲載されました。本判別法は、従来の顕微鏡観察に代わり、羽毛を破壊することなく、かつ迅速に分析することが可能であることがわかりました。


 保温性に優れ、布団や防寒具の中わたとして使用されるダウンフェザーは、主に家禽類のガチョウやアヒルから採取されますが、一部野生のアイダーダックから採取されるものもあります。羽毛は鳥の種類によって品質や価格が大きく異なるため、どの鳥から採取した羽毛なのかを見極めることは、メーカーや販売店、消費者にとって重要であると言えます。一方、世界各地において鳥種や産地を偽装しているケースがしばしば報告されています。
 本研究では、そうした背景から独自に鳥種を特定する信頼性の高い方法として、赤外分光法と多変量解析を用いた判別方法を提案しています。

本件に関するお問合せ先
一般財団法人ニッセンケン品質評価センター
東京事業所 蔵前ラボ 舟橋みゆき
Tel: 03-5809-1360   E-mail: pr-contact@nissenken.or.jp

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