思いつきラボ

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No. 144 「仲秋の名月”十五夜”は満月ではない時も…」

2019/09/15

繊維業界は歴史が長く、また、川上から川下までサプライチェーンが長いため、立場が異なるだけで言葉づかいや慣習が異なります。 「思いつきラボ」では、繊維に関するちょっとした疑問や面白話などをご紹介します 。

※2019年9月15日時点の内容です。

また台風 15号で大きな被害が出てしまいました。千葉県では 9日に上陸して風速57.5m/sを記録し大雨と同時に経験のない暴風に見舞われました。台風が去ってから5日以上経過しても停電・断水の地域があります。


建物施設の耐震の注意はするものの、暴風に対する設備対策も今回は本当に想定外の規模になったようです。そのため復旧体制も想定外となり作業が遅れることになりました。数十年に一度や想定外ということが頻繁に起こってますので、災害対策も万全ではないということを知らしめることになりました。今回のようなことはどこでも起きる可能性はありますので、災害避難用だけでなく、普段から1週間分くらいの生活ができるような食糧や水も備えておいた方がいいかも知れません。

秋を感じます…

気象予報の時間も多く放送されているのですが、災害状況や被災地の予報など停電ではテレビは見れませんので、やはり電池式ラジオや携帯電話での情報収集が貴重なものになります。最近の防災準備に「携帯スマホの充電」という項目が加えられています。今回の台風による災害で必要性を実感できました。
災害に関連する気象予報のなかで、ちょっと一息つけるニュースも流れてきました。「 9月13日は 仲秋の名月です・・・そして満月は14日になります」・・・というアナウンスで、秋を感じさせる仲秋の名月はかならずしも満月ではないのです。

仲秋の名月 = 十五夜 = 満月

というイメージを持ってしまいますが、実際のところは

仲秋の名月 = 十五夜 ≒ 満月

となります

もちろん、仲秋の名月の日が満月となることもあります。仲秋の名月は旧暦の太陰暦の8月15日の夜の月のことを指し、満月は太陽と月と地球の位置関係で決まるものなので同日に重なることもあるのです。仲秋の名月が満月であれば見ごたえも一層きれいに見えてる気がするような・・・と思いつつも 2019年の今年は 1日違いで満月となりました。しかも報道によれば 9月の満月は今年の満月の中でもっとも小さい大きさというアナウンスになっていました。
月の地球を回る軌道は円形ではなく楕円形であるため、地球と月の距離は一定ではありません。地球と月の距離が最も離れた位置になってしまったので小さい満月となったのです。

ここ数年“スーパームーン”という単語を耳にするようになりましたが、スーパームーンは地球と月の距離が最も近くなったときの呼び方ですが、今回の満月はその逆になりました。地球と月の距離はおよそ35万6千キロメートルから40万6千キロメートルの間で変化しているとのことで、月の見かけの大きさは地球と月との距離が近いときには大きく遠いときには小さくなり最も大きな満月は最も小さな満月に比べて、約14パーセント大きく約30パーセント明るく見えると言われています。
ちなみに 2019年で最も大きな満月となったのは2月20日とのことです。たしかに2月にスーパームーンのニュースがあったような気がします。

筆者が“スーパームーン”なる単語を知ったのが2012年 5月5日の夜で、このときは帰宅しようとして歩いていたら、なぜかいつもより街全体が明るく感じてふと夜空を見上げると大きなお月様が光り輝いてました。月が大きく見えたり小さく見えたりすることは経験的に 知ってはいたものの、それでもやたらデカいのです。そして気分よく家に帰ってニュースを 見ていると「今夜はスーパームーンの日です」とアナウンスが流れ、今大きな月の下を歩いて戻ったものの“スーパームーン”なんて知らないし・・・という経験を覚えてます。

なんでこんなマニアックな記憶を覚えているかと言いますと、このころ急に使われだした 言葉に興味があったこともそうですが、スーパームーンの中でも特に大きいものを“エクストリームスーパームーン”と呼ぶという説明があり、当時体感した満月よりさらに大きなものがあるのかという好奇心で覚えているのです。直近の“エクストリームスーパームーン”は 2011年の大震災の後に現れたとのことで、当然のことながら報道もほとんどされず話題になることはありませんでした。“エクストリームスーパームーン”となる位置関係は計算によると、ほぼ18年ごとになるそうで、近年では 1955年・1974年・1992年 2011年に訪れたとあります。となれば次は 2029年ごろ・・・あと 10年先・・・まだだいぶ先ですが見たいものです。

日本には満月を楽しむ習慣があります。2011年の“エクストリームスーパームーン”は震災のあとで楽しむこともできませんでした。月夜を楽しむことができるだけでも幸せということのようです。9月は古い呼称で“長月(ながづき)”といい、夜が長くなってくる“夜長月(よながづき)”からきてるそうです。月夜も楽しみたいものです。

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一般財団法人ニッセンケン品質評価センター
防災・安全評価グループ グループ長
竹中 直(チョク)
E-mail: bosai_anzen@nissenken.or.jp

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