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No. 141 「”ばい菌カード 知識ゲット”のタイトルニュース…」

2019/07/30

繊維業界は歴史が長く、また、川上から川下までサプライチェーンが長いため、立場が異なるだけで言葉づかいや慣習が異なります。 「思いつきラボ」では、繊維に関するちょっとした疑問や面白話などをご紹介します 。

※2019年7月30日時点の内容です。

梅雨があけたとはいえ蒸し暑い日が続いてます。雨が降っていても、降ってなくても湿度は同じとは・・・身体に負担がかかります。さすがに今年は室温 28℃に設定して節電にご協力ください・・・というアナウンスは流れてきません。それほどの“危険な暑さ”ということです。体調管理が大事な季節になりました。体調だけではなく、食中毒にも注意が必要な時期なのですが、今回のテーマは“ばい菌”を楽しい説明で学ぼうというカードの紹介になります。

7月下旬の朝日新聞夕刊の一面トップのタイトルが”ばい菌カード 知識ゲット”と普段の新聞トップとはちょっと違う印象だったので興味をそそられました。内容は親しみやすいイラストを使ったカードでばい菌の特徴を学んでもらおうと、大阪市立大学の細菌学を専門とされている金子 幸弘(かねこ ゆきひろ)教授が作った「バイキンズカード」の紹介になっていました。
32種類の人間に有害な「ばい菌」を一枚ずつのカードにキャラクター名を付けて、性質や感染しやすい部位などの説明を書き記しているとありました。筆者としては、これは 何としても手に入れておこうと、医学部の生協で取り扱っているというので電話をして注文しました。

繊維の抗菌試験でもよく使われる“黄色ブドウ球菌”であれば、キャラクター名が「ブドウキューキン族(黄色部族)」として登場し“肺炎球菌”は「ハイエンキューキン王」と王様のいでたちで描かれています。人間にとっては怖い有害な菌ですが、なぜか親しみを感じてしまいます。
“肺炎球菌”が王となっているのは性質が人間の体内を「宮殿」と見立てて体の中の贅沢な環境でしか生きていけない菌の代表格なので「王」を付けたと説明が掲載されていました・・・ますます楽しいです。
“大腸菌”は「ダイチョーキン」“緑膿菌”は「リョクノーキン」などはそのままの呼び方でキャラクターになっているものもあります。

バイキンズ®を列挙

イラストも教授本人が描いているとのことで  新聞記事には子どもによく知られるキャラクターを使いたかったが著作権が問題だったとも掲載されていました。趣味のイラストを生かしてとも記載されていたので このばい菌カードのキャラクターたちが知れわたるようになるかもしれません。32種類のキャラクター名だけ列挙しておきます。正式名称がどれだけイメージできるかと知ってるばい菌がいくつあるか試してみてください。

楽しい原稿になりました。夏休みの自由研究に使えるかも・・・

参考:バイキンズカードの詳しい情報を知りたい方は

大阪市立大学 大学院医学研究科 細菌学 ホームページ

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竹中 直(チョク)
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