2017/03/30
No. 85 「“見える”ということについて考えてみましょう…」
思いつきラボ
2018/12/15
繊維業界は歴史が長く、また、川上から川下までサプライチェーンが長いため、立場が異なるだけで言葉づかいや慣習が異なります。 「思いつきラボ」では、繊維に関するちょっとした疑問や面白話などをご紹介します 。
※2018年12月15日時点の内容です。
12月5日に文化服装学院の学生さんたちの自主制作作品のコンテストが昨年に引き続き開催されました。内容を今一度説明しておきますと、“子ども服の安全性”をテーマにした講話をファッション工科基礎科の 1年生に 5月に行いました。
テーマの内容は
を取りあげました。
そして、子ども服のデザインに蛍光生地と再帰性反射材をどこかに取り入れ可愛い子ども服にも交通事故から身を守る機能を備えようということで、自主制作に取り組んでもらいました。
というスケジュールで文化服装学院とニッセンケンのコラボ企画で進められました。
昨年の反響が思いのほか大きくて、テレビの取材や一般新聞・専門新聞・ラジオ番組での紹介など、アパレル業界からも問合せが多くありした。
今年度は昨年の経験を踏まえて準備を進めたの、潤滑な運営ができた印象があります。規格の基になったのは(一財)日本交通安全教育普及協会の団体規格「JATRAS-001 児童向け高視認性安全服」ですが、本来の規格では、蛍光生地や再帰性反射材に使用面積の規定があったりデザイン上の制約もあるのですが、前述の通りどこかに蛍光生地と再帰性反射材が使われていればいいですよ、ということで作品制作に取り組んでもらいました。
結果、最終選考に進めなかった作品も含め、とても素晴らしい作品になっていました。今年が2回目ということもあって、昨年の作品を参考にしたこともあり、レベルがさらに上がった感じがしました。また事前調査の精度の高さにも驚かされました。ネットからの情報だけでなく、小さなお子さんを持つ母親の意見や警察署からの情報収集など感心させられました。
7歳児や小学1~2年生が最も交通事故に遭っているということを知ってもらっただけでも、筆者としてはありがたいことと思っています。それくらいの子どもを見掛けたら、より注意を払ってくれるということに繋がります。
今年も 1位~ 3位のチームには賞状が贈られ、1位の最優秀賞にニッセンケン理事長賞(ディズニーランド 1日パスポート券チーム人数分)が贈られました。また、日本交通安全教育普及協会賞としてホテルの 食事券が手渡されました。
最終選考審査会に選ばれた学生さんたち全員に蓄光で光る エコバッグが参加記念として配られ、今年も注目度の高いイベントになりました。
高視認性安全服はもともと作業現場で使用する大人の作業服の規格で作業事故を減らす目的につくられたものですが、このような子どもの交通事故から守る規格への拡がりを見せ、交通事故削減への手助けになることが認知されてきています。
この文化服装学院×ニッセンケン品質評価センターのコラボをこれからも続けていけるようにしたいと考えております。
蛍光生地を提供してくださった東レ株式会社さま、再帰性反射材を提供していただいたユニチカスパークライト株式会社さま、本当にありがとうございました。
量が増える中で対応いただき感謝しております。
今回審査員をつとめていただいた団体は
各団体の皆さま、ご協力ありがとうございました。
今回も楽しいイベントになりました。
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一般財団法人ニッセンケン品質評価センター
防災・安全評価グループ グループ長
竹中 直(チョク)
E-mail: bosai_anzen@nissenken.or.jp
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