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おさえておきたい基礎知識 – 特別編 《レジ袋VSエコバッグ 頂上決戦! 耐久性を“第三者評価”してみました》

2020/08/31

監修:ニッセンケン 業務本部


さて、7月1日より全国にてプラスチック製買い物袋の有料化がはじまっています。今までスーパーやコンビニ等で無料だった、いわゆるレジ袋が7月から有料となっています。この背景には、海洋汚染の原因となっているプラスチックごみの問題や地球温暖化等があげられます。


レジ袋の代わりとして今、エコバッグが注目されています。繰返し使えるという点も魅力ではありますが、もちろんお洒落アイテムとしてもお使いになっている方々もいらっしゃるのではと思います。一口にエコバッグと言っても、素材がナイロンやポリエステルで作られているもの、トートバッグやレジ袋タイプの形など様々です。


では、従来のプラスチック製レジ袋とエコバッグでは、一体どれぐらいの強度差があるのでしょうか?????
試験機関で働く者として、ほっておけないほど気になってしまいました。


そこで、《スーパーでもらったレジ袋》と景品でいただいた《キャンパス地のエコバッグ》で耐久性の実験をしてみました。


試験方法はいたってシンプルで、それぞれに重りを入れて1日(24時間)吊り下げておくという「耐荷重試験」にて試しました。なお、中に入れるおもりの重さは、それぞれの「容量×1.5倍」としましょう。


▶キャンパス地エコバッグ:約25㎏


▶プラスチック製レジ袋:約6㎏


翌日、どうなっているか楽しみに実験室へ行ってみると……。


なんと、レジ袋は重みに耐えることができず、見るに堪えない状態になっていましたが、エコバッグは無傷でぶら下がっているではありませんか!(レジ袋さんの名誉のため、あえて画像ははぶきます)


頑張ったエコバック、25kgと言いますと、キャベツなら20個!500mlペットボトルなら50本!!!人参なら166本!!!!!という計算になります(エコバッグに入るか入らないは無視していますが)。
エコバッグの素材や形状により強度は変わってきますので、購入の際には容量や耐荷重を確認するのがお勧めです。


もちろん、長くご使用されていると強度が落ちている可能性はありますが、無料配布のレジ袋でお買い物をする場合に比べ、強度は格段に上がっていますので、いつもより多めに買い込めます。つまり、スーパーなどに行く機会が減ればコロナ対策にもつながりますよね。


レジ袋有料化に伴いエコバッグを持たれる方が増えていますが、まだの方もぜひおしゃれを楽しみつつ、未来の地球のため、自分のために愛用してみてはいかがでしょうか。


(業務本部 業務部 業務課 西村航)
  

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