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日本繊維製品消費科学会 年次大会で口頭発表を行います― 古着中ポリウレタン混用の識別 ―

2025/05/19

ニッセンケンは、持続可能な社会の実現に向けて、衣料品リサイクルの高度化に貢献する研究に取り組んでいます。このたび、日本繊維製品消費科学会年次大会(2025年6月21日~22日開催)にて、古着のポリエステル製品に混在するポリウレタン糸の識別に向けた研究の進捗について、口頭発表を行います。

循環型社会の形成に向けて、産官学民が一体となった取組みが進む中、繊維・ファッション産業においても、衣料品のリサイクルが大きなテーマとなっています。近年では、ポリエステル(PEs)製衣料のケミカルリサイクルが注目される一方で、わずかに混用されたポリウレタン(PU)糸がリサイクル後の製品品質に影響を与えることが課題となっています。PU糸は伸縮性の付与を目的に多くの衣料品に使用されていますが、混用率は数%と少なく、見た目だけで確実に判別することは困難です。

当財団の本研究は、PEsのリサイクル前にPU糸の混在を正確に識別できる技術の確立を目指すものです。これまでの研究では、多変量解析(PLS-DA:Partial Least Squares Discriminant Analysis)を用いた識別モデルを構築し、新品布地において一定の精度でPU糸の識別が可能であることを確認しています。

今回の発表では、小型近赤外分光器とPLS-DAモデルを古着の布地に応用した際のテスト結果について報告します。衣料品のリサイクルや素材識別技術に関心をお持ちの方は、ぜひご注目ください。

●2025年度 日本繊維製品消費科学会 年次大会
開催日程:2025年6月21日(土)~22日(日)
開催会場:日本女子大学(〒112-8681東京都文京区目白台2-8-1)
詳細は、主催する一般社団法人 日本繊維製品消費科学会のWebサイトよりご確認ください。

●ニッセンケン 口頭発表
発表日時:2025年6月21日(土) 15:05~15:20
発表場所:A会場(香雪館1F 103)
発表テーマ:小型近赤外分光器によるポリエステル100%布地とポリウレタン混ポリエステル布地の識別
発表者:舟橋みゆき(ニッセンケン)
共同研究者:安藤健、森中彰(共にニッセンケン)、吉村季織氏(日本女子大学客員研究員)、
      高栁正夫氏(東京農工大学名誉教授)

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