2013/10/18
No. 2 「快適性というけど快適性の定義は…」
思いつきラボ
2018/02/28
繊維業界は歴史が長く、また、川上から川下までサプライチェーンが長いため、立場が異なるだけで言葉づかいや慣習が異なります。 「思いつきラボ」では、繊維に関するちょっとした疑問や面白話などをご紹介します 。
※2018年2月28日時点の内容です。
冬季オリンピック 平昌(ピョンチャン)大会も閉幕になりました。とても楽しい大会になりました。金メダル 4個・銀メダル 5個・銅メダル 4個 計13個と多くの話題に溢れた大会という印象です。スケート・フィギュア・カーリングなどなどいまだに毎日話題になっています。 4年に一度という時間の重みがあるオリンピックは やはり特別な大会です。アスリートの皆様や大会関係者の皆様ありがとうございました。
3月11日は東日本大震災から7年目を迎えることになります。時間の経過は進んでいるものの、復旧・復興の感触がなかなか得られない状態が続いています。今回のオリンピック選手たちも被災者の方たちにメッセージを多く発していました。思いやりの伝わる大会でもありました。次はパラリンピックが始まります。あらたな感動が生まれるかもしれません。期待しましょう。
2017年度の気象集計が報告されています。その中で昨年の地震で震度 5弱以上を記録したのは 9回( 5弱 5回・5強 4回)となっています。ちなみに 2011年以降の 5弱以上の回数は
比較すると昨年 2017年が少なかったことになります。
けっして地震活動が収まってきているというわけではありませんが、ちょっと気になる数字だったので紹介しておきます。 2011年は東日本大地震があったからで、 2016年は熊本大地震があったから、大きな余震も続いたので回数も増えています。
都道府県別にも集計が出されているので、どこの都道府県が地震が多いかと言いますと、揺れを感じる震度 1以上の回数で順位づけでは
となっています。2011年の東日本大震災の余震が続いていることが、確認できる順位になっています。 2016年に熊本大地震があったので分布が九州地区に偏りましたが、東北地域も上位には入っています。
では地震の少ない地域も紹介しておきます。
佐賀県や富山県などは地震の少ない集計になっていますが、あくまで短期間の集計で少ないだけで安心できるものではありません。現実に鳥取県は 2014年までは下位に位置していたのが 、2016年には第3位になっています。この期間だけの集計なので地震の多い少ないの判断には使えないものと思ってください。あくまでここ数年の傾向ということで紹介しておきます。
地震にも珍しいというかすごい記録も残っています。
タイトルにあるように日本全国で震度を記録した地震があるのです。
2015年5月30日夜20時24分頃発生したものなのですが、日本は狭いとはいえ 47都道府県すべてで震度 1以上を観測することはまずありません。少なくとも1900年以降には記録が残っていないようです。
国内どころかお隣の韓国でも揺れを確認したというニュースも流れていました。これほど広範囲となった地震の規模は、マグニチュード M 8.1で震源の深さは 682kmと報道されていました。震源地は小笠原諸島西方沖で、震源の深さがこれほど深いにもかかわらず、小笠原諸島と神奈川県東部で震度5強を埼玉県北部と埼玉県南部で震度5弱を記録しています。
その他の地域でも関東で震度 4を観測したところが多くありました。そして関東から離れるにしたがって震度は小さくなっていたものの、北海道から沖縄県まで震度1以上の揺れを観測した地震になりました。
普段地震が起きても、地震の深さが 70~80kmくらいと報道されると震源地が深いから揺れは少ない”という勝手な解釈をしていたのですが、この地震でそうではないことを示されてしまいました。
深さ 682km マグニチュード M 8.1の地震発生はプレートを落ち着かせたのか、さらに歪みを大きくしてしまったのかは分かりませんが、このような地震もあるということを知っておいてください。
3月11日は大震災の日です。すこしでも復旧 復興が早く進みもとの生活に近づけられたらと願っています。
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防災・安全評価グループ グループ長
竹中 直(チョク)
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