繊維・皮革産業における有害な化学物質排出ゼロを目指す国際的非営利団体ZDHC(Zero Discharge of Hazardous Chemicals)と、同じく全世界的に展開するエコテックス®国際共同体に加盟しているニッセンケンは、人々の健康や自然環境における有害な化学薬剤の排除という同じ目的を持って活動しています。具体的な連携として、ニッセンケンが薬剤等の安全認証を行うエコテックス®エコパスポートは、ZDHCが定めたMRSL(製造時規制物質リスト)への適合証明として多くの企業に活用されています。現在では約 11万種類を超える化学薬剤が適合証明を受け、ZDHCのウェブサイトで公開されており、世界中の企業がこのリストを参考にして製品作りを行っています。

　今回のウェビナーでは、エコパスポート認証によるZDHC-MRSLへの対応方法をはじめ、ニッセンケン・エコテックス®事業部とZDHCの活動内容等について解説を行いました。ウェビナー終了後には様々な質問が寄せられており、両組織の活動への関心の高さを改めて実感しています。

　ニッセンケン・エコテックス®事業部は、今後も日本の繊維・ファッション産業における化学薬剤の使用について、国際ルールを順守した適正化へのサポートに尽力し、消費者に安心して繊維製品を利用していただけるよう技術・知見のさらなる高度化をめざして活動してまいります。わたしたちの活動にどうぞご注目ください。

★【ZDHC Solutions Roadshow 2024 ウェビナー】の内容、及びエコパスポートをはじめエコテックス®認証全般に関するご質問などをお受けしています。お問い合わせフォームよりご連絡をいただきたく、よろしくお願いします。