お知らせ
リサイクル衣料の識別精度向上を目指して ~ 小型近赤外分光器を用いたポリエステル織編物中のポリウレタンの検出(第2報) / 第41回近赤外フォーラムでポスター発表を行います
2025/10/24
2025年11月14日(金)、東京大学 弥生講堂で開催される【第41回近赤外フォーラム】にて、当財団の舟橋みゆき(東京事業所)が「小型近赤外分光器を用いたポリエステル織物・編物に含まれるポリウレタンの検出」をテーマとしたポスター発表を行います。
本研究は、2024年の第40回近赤外フォーラムおよび2025年の日本繊維製品消費科学会年次大会で報告した成果をもとに、衣料品のリサイクルにおける実用化を視野に入れて進めている研究の続報です。
ポリエステル(PEs)繊維のケミカルリサイクルにおいては、原料として使用できる衣料品を選別する際に、わずかに混在するポリウレタン(PU)糸の検出が重要な課題となっています。PU糸が含まれるとリサイクル製品の品質低下を招くため、PEs100%布地とPU混布地を識別する技術開発が求められています。
第2報となる今回は、小型近赤外分光器を用いて構築した識別モデルを古着に適用し、その検証結果を発表します。
衣料品リサイクルや素材識別技術に関心をお持ちの方は、ぜひご注目ください。
ニッセンケンは「大量廃棄社会からの脱却」という社会的要請に応えるべく、リサイクル衣料の選別に係る技術や繊維鑑別の高度化に向けた研究開発を今後も推進していきます。
【第41回近赤外フォーラム 開催概要】
開催日程:2025年11月12日(水)~14日(金)
開催会場:東京大学 弥生講堂・一条ホール(東京都文京区弥生1-1-1)
主題:近赤外分光法に関する基礎理論、応用研究、装置開発、または解析法(ケモメトリックス)
などに関する研究討論および機器展示
詳細は、主催する近赤外研究会のWebサイトよりご確認ください。
【ニッセンケン ポスター発表】
発表日時:2025年11月14日(金) 11:30~12:30
発表場所:東京大学 弥生講堂・会議室およびロビー(P-20)
発表テーマ:小型近赤外分光器を用いたポリエステル織編物中のポリウレタンの検出(第2報)
発表者:舟橋みゆき(一般財団法人ニッセンケン品質評価センター)
共同研究者:安藤健(一般財団法人ニッセンケン品質評価センター)
吉村季織氏(日本女子大学客員研究員)
高栁正夫氏(東京農工大学名誉教授)
【関連情報】
当財団は今後も繊維分野における最新技術の研究・発表を積極的に行ってまいります。
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