エコテックス®国際共同体は2024年1月の規制更新に伴い、フッ素化合物に対する規制を強化しました。
これまで、個別の化学物質として有機フッ素抽出（EOF）法を用いた分析試験を行ってきましたが、新規制では総フッ素含有（TF）法を用いた分析試験が2024年１月１日より適用されます。

　PFASについては世界的な問題となっているため、エコテックス®国際共同体でも議論を重ねてきました。繊維・皮革産業で幅広く使用されているPFASが、人の健康や環境に脅威を与えていることを憂慮し、迅速な対応が重要であるとの判断から、今回の規制更新については、移行期間を設けず、即時発効となります。詳細な変更点については、下表をご覧ください。

※有機フッ素抽出（EOF）法：一定時間、一定条件で検体から抽出された溶媒中に含まれるPFAS量

　総フッ素含有（TF）法：検体の中に含まれるPFAS量

　これまで同様、フッ素化合物に関わる規制として、表にあるPFAS基準をクリアすること以外に、個々の規制物質（PFOS、PFOA等）の基準もクリアする必要があります。

　ニッセンケン エコテックス®事業部は、国際共同体の一員として、これからも認証試験を通じて、皆様の製品が有害化学物質について先進国の法規制を常に網羅していること、そして、全ての使用者の安全性に関わるリスク低減に努めてまいります。

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