「繊維版」をリニューアル / 「機能性版」「安全性版」が追加され、より幅広く 各企業のニーズに合わせて クオリティサポートを実施！

－本日、4月3日より受注を開始します－

2023年4月3日（月）、一般財団法人ニッセンケン品質評価センター（以下、ニッセンケン）は、　　　　　　　　「ニッセンケン品質管理基準（通称：NQ基準）」【繊維版】をリニューアルするとともに、【機能性版】及び【安全性版】を新たに制定し、それぞれ本日より受注を開始いたします。

〇【繊維版】概要･･･品質管理の効率化を視野にリニューアル

➡特性に応じて19分類それぞれの製品を総合的に判断

各企業におけるこれまでの品質管理は通常、企業ごとに設定された基準値に試験結果が見合うことを目標とされてきました。今回リニューアルしたNQ基準は、試験結果が基準値に見合うかの判断にひと手間加え、製品特性に応じた総合的な判断ができる仕組みとなっています。主な変更ポイントは以下の通りです。

> 染色堅ろう度　洗濯・ドライクリーニング試験洗液汚染の判定追加
> 物性　ピリング試験　の必須化
> 寸法変化率　基準値の見直し　洗濯による縮みや変形の整形操作

NQ基準の規格番号と対象品目分類

001	ジャケット・コート類	006	スポーツカジュアル衣料	011	帽子	016	寝装・インテリア類
002	ボトム類	007	水着	012	マフラー・スカーフ類	017	床敷物
003	シャツ・ブラウス類（織物）	008	寝衣類	013	手袋	018	裏地
004	カットソー（編物）	009	肌着・下着類	014	タオル類	019	副資材
005	セーター（編物）	010	靴下類	015	エプロン

➡品質管理でコスト増？ 本当に必要なことをニッセンケンと一緒に考えましょう

従来の品質管理の考え方では、メーカー側はカスタマークレームの未然防止を優先するあまり、基準を厳しめに設定してしまいがちで、基準をクリアするために染色・加工のやり直しや再試験等、膨大な労力・コストを費やす　ケースが散見されます。さらにそれに伴う製品化スケジュール遅延等の発生リスクもはらんでいます。
最新版NQ基準は、労力・コストも考え併せながら、効率よく品質管理を行うためのノウハウを提供します。

➡70年以上蓄積してきた品質管理のノウハウを詰め込んだ最新の基準

ニッセンケンでは過去の事故事例をノウハウとして、試験結果に対するコンサルティングも行っています。基準をクリアできなかった項目の改善方法だけでなく、各試験結果が消費者に実際の着用上どのような影響を及ぼすかを考慮し、具体的な対応策をご提案いたします。

〇【機能性版】概要･･･ 3つのカテゴリーで37項目を用意

ニッセンケンが70年以上にわたり培ってきた品質管理のノウハウを盛り込んだ最新版の基準で、「清潔」・「快適」・「安心・安全」の３つのカテゴリー・合計37項目をご用意しました。繊維版と同様にコンサルティングも行っています。

〇【安全性版】概要･･･ エコテックス®認証のノウハウ活かし
　 規制物質リストを独自に作成

サプライチェーンへの参加者が製品の安全性向上を求める、また環境への影響を低減する一助となれるよう、ニッセンケン規制物質リスト（RSL = Restricted Substances List）を作成。NQ 基準安全性版にて、RSLに記載の化学物質が規制値を超えて検出されないか分析試験を実施し、基準を満たしていることをご確認いただけます。

◇適用範囲（4つの分類に分けて制定）
Ⅰ　乳幼児（36ヶ月未満）、幼児期に触れる繊維製品
Ⅱ　肌との接触が大きい繊維製品
Ⅲ　肌に直接触れにくい繊維製品
Ⅳ　装飾用途の家具、服飾品（繊維製品）

このように、今回リニューアルしたNQ基準の【繊維版】、また新たに策定した【機能性版】及び【安全性版】は、ニッセンケンが70年以上にわたるこれまでの歴史の中で積み重ねてきた品質管理のノウハウを盛り込んだ最新版の基準であり、すでに自社基準を設定されているお取引先様におかれましても、さらに魅力のある内容になっているものと自負しております。

NQ基準に関する皆様からのご依頼・ご相談をお待ちしております。
ぜひお気軽に最寄りの事業所、またはお問合せフォームよりご連絡ください。

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