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エコテックス®ブランドロゴが【環境ラベル等データベース】に掲載

2023/03/24

-環境省が環境物品選択の参考となる情報をウェブサイトで提供-

　一般財団法人ニッセンケン品質評価センターが認証を行うエコテックス®（OEKO-TEX®）各種規格のブランドロゴが、このたび環境省のウェブサイト【環境ラベル等データベース】に掲載されました。企業・個人におけるサステナビリティへの取組みが世界的に進行する中、同データベースは消費者や事業者が商品購入等の際に、環境物品（環境負荷の低減に資する物品・サービス）をより選択しやすくするための情報提供を行うことを目的としています。

　今回掲載されたエコテックス®ブランドロゴは５項目で、ジャンルとしては「国および第三者機関による取組」になります。SDGsウォッシュやグリーンウォッシュが問題視されるいま、エコテックス®ラベルは第三者認証による厳格な環境ラベルとして、消費者とサプライヤーがより良い信頼関係を築くための「信頼性」・「透明性」・「持続可能性」を証明するコミュニケーションツールを目指しています。

図：左からエコテックス®スタンダード100、エコテックス®レザースタンダード、エコテックス®ステップ、エコテックス®メイドイングリーン、エコテックス®エコパスポート

参考情報

➀【環境ラベルについて】

　環境ラベルは、ISO（国際標準化機構）によって以下の3つのタイプが規格化されています。環境保全や環境負荷の低減に配慮した製品や取組・サービスにつける表示の総称で、地球環境に優しい商品を見分ける目印として、環境配慮製品の優先的な購入を促すためのものになります。

※下記カテゴリがすべての環境ラベルを網羅しているものではありません。

タイプ1（ISO14024 “第三者認証”）	特定の基準に従って、第三者（認証機関）が認証を与えるもの
タイプ2（ISO14021 “自己宣言”）	独自に設定した基準を満たす製品に対し、企業が独自につけるもの
タイプ3（ISO14025 “環境情報表示”）	基準はなく、製品のライフサイクル全体（原料の採集から、製造、流通、廃棄まで）における環境負荷を定量的データで表示するもの

➁【環境省　環境ラベル等データベースについて】

　環境省環境ラベル等データベースは、環境ラベルのイラスト表示や、制度の考え方からの情報源の検索など、環境負荷の低減に資する物品・サービスを選ぶ際に参考となる各種制度等に関する情報の提供等により、あらゆる消費者・事業者等の “グリーン購入”^※１を支援しています。

^※１グリーン購入とは…製品やサービスを購入する際に、品質や価格だけでなく環境負荷の少なさやリサイクルのしやすさなどを考慮して購入すること。消費生活など購入者自身の活動を環境に優しいものにするだけでなく、供給側の企業に環境負荷の少ない製品の開発を促すことで、経済活動全体を変えていく可能性を持っています。

➂【環境省　エコ・アクション・ポイントについて】

　近年、環境省が消費者に対して環境意識行動(エコアクション)の啓蒙および普及促進を目的に実施している全国共通の環境ポイントプラットフォーム「エコ・アクション・ポイント(以下EAP)^※2」において、令和４年度事業としては京都府宇治市、岐阜県大垣市、三重県志摩市、滋賀県守山市・草津市の５自治体が参加、さらに令和5年2月より「環境ラベル等データベース」掲載の環境ラベルの付いた商品を消費費者が“グリーン購入”することでEAPが貯まる「あいちエコアクション・ポイント」を愛知県が開始するなど、自治体による環境政策への活用事例が増加しています。

^※2エコ・アクション・ポイント（EAP）とは… 環境省が推進する、環境に配慮した行動・サービス利用に対して付与されるポイントプログラム。 EAP対象として申請・登録されている商品の購入・サービス利用・イベント参加すると、ポイントがもらえる他、環境貢献活動履歴やCO2削減量の確認ができるなど、地球にも利用する人にも嬉しいポイントプログラム。