お知らせ
2020年度のエコテックス®認証の改定基準が発表されました
2020/02/01
エコテックス ® 国際共同体(本部:スイス チューリヒ)は 、繊維製品等の有害物質に関する ガイドライン 、認証やサービスに対する、有効な試験条件・規制値を更新しました。本規制は、3 ヶ月間の移行期間を経たのち、新規制が 2020 年4月1日から施行します。
今回の繊維製品中の残留基準の厳格化により、環境・従業員・消費者への影響がさらに小さくなります。ほとんどの場合、スタンダード100 は主要国や国際基準よりも厳格です。エコテックス®は消費者保護の先駆者として、法規制を待つというスタンスではなく、積極的な検証・対応をしています。以下、改正のポイントをお示しします。
■エコテックス®スタンダード100 … REACH規則や ZDHCなど業界の有害化学物質規制強化を受けて、含有重金属にヒ素、水銀が追加、昨年まで監視対象としていたニトロソアミン、グリホサートに規制値追加がされました。また、フタレートの規制値が厳格化、要監視物質として、残留農薬、残留有機溶剤等も発表されました。
■エコテックス®エコパスポート … エコテックス®スタンダードスタンダード100同様、ZDHC、REACHへの対応として、閾値の厳格化、新規対象物質の追加がなされました。
エコテックス®国際共同体は、国際環境NGOグリーンピースが訴える、化学物質による水汚染をなくすための活動「 Detoxキャンペーン」にも対応する、有害化学物質排出ゼロ( ZDHC のメンバーであり、また、ニッセンケンもZDHCの国内唯一の認定試験機関となりました。SDGsをはじめ、人や環境への負荷が大きいとされる有害物質排除への具体策が強く求められるようになっており、また、広くは世界中の先進企業が環境対策を講じ、消費者のサステナビリティに対する意識も急速に高まっています。エコテックス®は化学薬剤などの原料をはじめ、繊維製品、素材のサプライチェーン全体を通して、有害物質に関する課題解決のサポートをし、消費者と労働者、環境の保護に貢献してまいります。
規制値等の詳細は以下のダウンロード資料をご参考にしてください。
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