お知らせ
冬場の加湿・密閉環境に潜む「かびリスク」に注意
-家電・自動車・包装分野で素材段階の評価ニーズが顕在化-
2026/01/08
冬季は気温が低く、かびの発生リスクは低いと考えられがちですが、加湿器の使用や密閉構造の増加により、冬場であっても製品や素材にかびが発生するケースが見られます。一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(以下 ニッセンケン、理事長:安藤 健)では、こうした冬季特有の環境を背景に、「かび抵抗性試験(JIS Z 2911)」に関する相談が寄せられています。
なぜ冬季に、かび抵抗性試験のニーズが高まっているのか
例年、かび対策といえば梅雨の時期が注目されますが、ニッセンケンへの「かび抵抗性試験」の依頼・相談は2025年11月下旬から増加しています。特に最近では、『海外輸送中のコンテナ内での結露対策』や『除湿機・エアコン内部の防かび設計』といった、産業資材や家電分野からの相談が目立っています。

室内の結露イメージ
▪ 高断熱化による「冬の結露かび」の常態化
近年の高断熱住宅や加湿器の常用により、冬場に窓際や壁面、押し入れ等でかびが発生するケースが増加。建材やインテリアメーカーにおいて「冬の防かび対策」が急務となっています。
▪ 物流・保管環境のリスク
秋から冬にかけての気温差による輸送コンテナ内の結露や、倉庫での長期保管中に発生するかびトラブルを未然に防ぎたいという物流・産業資材分野からの相談が目立っています。
▪ 春~梅雨シーズンに向けた新製品の最終検証
新生活・引越しシーズンに向けて発売されるインテリア、寝具、収納用品などの「春モデル」において、防かび性能をカタログやパッケージで謳うための最終的なエビデンス取得がこの時期に集中しています。
数値だけでは伝わらない「防かび性能」
-画像提供サービスの拡充で「訴求力」を最大化
従来の「JIS Z 2911(かび抵抗性試験)」の試験結果は数値によって示されるため、「どの程度かびが発育したのか」を具体的にイメージしにくいという声が寄せられていました。特にECサイトやSNSを通じた情報発信が主流となる中、言葉や数字だけでなく、試験結果を視覚的に示すことが、製品理解やイメージ形成において重要性を増しています。こうした課題を踏まえ、ニッセンケンでは、試験結果を「写真で可視化」することで、数値だけでは伝わりにくい評価内容を分かりやすく示す画像提供サービスも行っています。

▪ 提供画像例
写真左:防かび加工品(判定0)
写真右:未加工品(判定5)
※判定はJIS Z2911の基準による
その他、培養前・培養途中・培養後など、製品のアピール用途や検証目的に応じて選択いただけます。
JIS Z 2911「かび抵抗性試験」の概要
JIS Z 2911 は、さまざまな素材・材料のかびに対する抵抗性(かびの生えにくさ)を評価する試験です。

SIAA 防カビ加工マーク取得に必要なデータも取得可能
SIAAマークとは、抗菌製品技術協議会(SIAA)が制定したシンボルマークの ことです。防カビ性・安全性・適切な表示の3つの基準を満たした製品にSIAAマークを表示することができます。ニッセンケンはJNLA(産業標準化法試験事業者登録制度)を取得した指定試験機関として、当該製品の防カビ性を評価するための試験を行っています。

詳細は資料ダウンロードへ
ニッセンケン コーポレートサイトのコンテンツ《資料ダウンロード》では、「かび抵抗性試験方法 JIS Z 2911」や、SIAA防カビ加工マーク取得試験の詳細を紹介しています。ぜひご覧ください。
本リリースに関するお問い合わせ先
一般財団法人ニッセンケン品質評価センター ライフ アンド ヘルス事業本部 バイオケミカルグループ
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