新型コロナウイルスを追加 ― 試験依頼時にご注意ください

　繊維製品に関する抗ウイルス性試験方法（JIS L 1922）が先ごろ改正され、試験対象ウイルスに新型コロナウイルスが追加されました。当財団でも新型コロナウイルスを用いたJISに基づく評価試験が可能です。また、抗ウイルス活性値の算出方法にも改正があり、対照試料の減少値によって算出方法が変わります。

　一方、繊維業界での基準をリードする【SEKマーク認証基準】では、当面の間は旧規格（2016年度版）での認証基準を継続するとしています。SEKマーク認証に関わる試験をご依頼の際は、お手数ではありますが『SEKマーク関連』である旨（あるいは『旧規格での試験実施』）をご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

変更点①　試験対象ウイルス株

インフルエンザ	ネコカリシウイルス	SARS-CoV-2　※新規追加
○Influenza A virus (H3N2) ○Influenza A virus (H1N1):	Feline calicivirus: Strain: F-9	Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 （SARS-CoV-2）

変更点②　抗ウイルス活性値の算出

目的別の対応試験規格

SEKマーク認証に関わる試験のご依頼 →旧規格（2016年版）

新型コロナ試験のご依頼 →新規格（2024年度版）

その他 試験のご依頼 →原則 新規格（2024年度版）

＜本リリースに関するお問い合わせ先＞

一般財団法人ニッセンケン品質評価センターでは、業界基準に合わせた試験方法をはじめ、規格を応用した試験にも柔軟に対応しております。抗ウイルス性試験に関するご質問・ご依頼はニッセンケンの各事業拠点にお問い合わせください。専用のお問い合わせフォームからもお受けしています。