お知らせ

生産地・中国での暑寒対策機能性試験拡充のご案内

2024/06/03

　「夏場の暑さ対策」や「冬場の寒さ対策」について、様々な商品が市場を賑わせる中、アパレル分野でも衣服の快適さへの消費者ニーズが高まっています。一般衣料品はもちろん、特にスポーツ衣料やアウトドア衣料の分野で暑寒対策機能が求められ、機能素材を使用した製品の需要がますます増加しています。

　一般財団法人ニッセンケン品質評価センターは、こうした需要に対応すべく、中国・煙台事業所の試験設備を新たに拡充し、生産地・中国国内での機能性試験を短納期で実施できるようにいたしました。試験の詳細等については、煙台事業所までお気軽にお問い合わせください。

機能性または評価項目	試験規格	概　　要
遮熱性	JIS L 1951	芯鞘などの特殊構造繊維、あるいは繊維の形状、組織、後加工などにより日射を遮ることで、温度上昇を抑制する機能です。
光吸収発熱性	JIS L 1926	光を効率的に熱に変換する炭化ジルコニウムなどを繊維へ練り込み、繊維の温度上昇を速め、繊維からの放熱によって温かくなる機能です。
吸湿発熱性	JIS L 1952-1 , -2 ISO 18782	繊維は水分を吸収する際に生じる吸着熱によって発熱します。その性質を利用し、公定水分率が高い繊維（毛やレーヨンなど）や、後加工により吸湿性を高めた繊維を使用することで効率的に発熱させ、温かくする機能です。
サーモグラフィーでの温度測定	個別に試験条件を設定	サーモカメラで対象物を撮影し、表面温度を色別で明らかにします。衣類や寝装品、開発商品など様々な製品の性能差を「見える化」しますので、製品の機能性PRの資料としても有効にご活用いただけます。ご要望に応じて測定条件をご提案しますので、お気軽にご相談ください。